人を縛るもの

わたしには在日の友達(今は音信不通になっちゃってるけども、友達だと思ってます)と、知り合いがいます。

友達からは以前、謂われのない暴力に遭った話を聞きました。電車に乗って通学していた時、チマチョゴリを着ていたらカッターで切られた話や、学校で教師が差別発言してた話など聞きました。
当時はまだ自分の考えが及ばず、なにそれ酷いと言って一緒に憤るだけでしたが…恐らく暴力を振るった人が日本人であるのならば、同時に恥じるべきだったのでは？と思います。どんな理由があろうと他者を傷つけて良い理由などありません。でも負けることなく、教師については目の前で友達とハングルで罵ってやった！と言ってました。(教師、ハングル解らず)

彼女の家庭はちょっと複雑で、お父様が日本と彼の国にそれぞれ家庭を持っていて、亡くなった後はそちらにお墓を建てたため、お墓参りもままならないと言っていました。でもお父様を恨むことなく尊敬していて、良い親御さんに恵まれていたんだな～と羨ましくも思いました。そんな彼女の夢は「真っ白なチマチョゴリを着て結婚式をしたい」…叶っているといいなと思います。

知り合いは、最近知り合いました。男性ですが、女性関係での武勇伝がいやはやf(^-^;)…と思いつつも、先日のCANTA FCイベントでの話を思い出すとにんまり。うまくやってるつもりでも、実は女性の方が上手だったりするんですょ…。それはさておき、jpg.画像でGoogle翻訳使えなくて困ってたハングルを読んで翻訳してもらったり、前述の友達から聞いたハングルについての基礎(文字の作りはアルファベットとほぼ同じとか、文法が日本語と一緒だとか)そんな話をしてます。もちろんその他の話もフツーに。引っ越しを結構しているそうで、いろんな所のいろんな話を聞かせてもらってます。阪神淡路大震災では実際被災されたそうで、避難所生活の話も聞きました。その上で長野県民排他的とか(すみませぬ；；)


さて。
わたしは最近というかここ1年以上というか、韓国との交流も視野に入れたオンゲをやってます。特に不快な思いをする事なく、震災の件などでは心を痛めている事(当然の事だ、と言ってました)を見ず知らずのわたしに伝えてきたくれたり、いろいろ得る物が多いです。
そこでの事。
先日、「韓国に旅行に来た事はある？」とまた見ず知らずの人に問われたので、「行った事はないけど在日の友達がいて、ハングルを教えてもらったりするんですよ」って言ったら…「在日は韓国人ではない」と言われてしまいました。これが地味にショックで…。
日本でも…言い方良くないですが在日“韓国人”という言い方をされて日本人扱いされず、そして韓国でも韓国人ではないと言われてしまったら…彼らの祖国はどこになるんでしょう。

そもそも国籍ってなんなんでしょうね…。その国の法律に従わなきゃならないとか、選挙の権利や納税の義務とか、そういうのは解るんですが。それ以上なんなんでしょう。
当事者でないと解らないと言ってしまえばそれまでの事ですが、在日であるという彼女たちは、わたしの想像を超えたいろんなものを背負わされているんだなって思いました…今更ですが。認めたくはないですが、日本人による差別はあります。自分はしていないつもりでも、気付かずにしてしまっているかも知れません。
人というものは他者との違いによって自分を認識する生き物ってのは、加藤センセのBlogでよぉ～く解りました。そして認め合う事から始まるという事も。自他の区別はそれとして、そして過去は過去として認め合い、反省すべきはして、未来に繋げて行けたらいいなと思います…。