時は流れて

約15年振りに生まれ育った地域を通り掛かりました。

面影はそこら中に残っていたものの、田んぼだった場所にコンビニやスーパーが出来ていたり、かつてあった小さなお店が無くなっていたり、公園がきちんと整備されていたりと月日の流れを大いに感じました。潰れそうだったお店は残ってましたが(^-^;)
当時整備されて綺麗になったと思った歩道などは、再び改修されたらしく、綺麗すぎて妙に違和感憶えました。

住んでいたアパートは改装されたらしく、外観は随分綺麗になっていました。表の公園はほぼ潰され、駐車場に変わっていました。あの窓がわたしの部屋だった場所、そんな事をちらっと思いつつ。もう怪異はないんでしょうか？(汗)

かつてメダカやドジョウをつかまえて遊んだ小川は完全に整備され、小川というより水路に変わっていました。この元小川、もっと大きかったような気がするんだけどなぁ。
水がこんこんと湧き、バイカモが咲き、夏は冷たい水を湛えていたあの川はもうそこにはありませんでした。
その先の細い小路は、随分前に幹線道路に変遷しました。

小学生の頃、学校帰りに「あと一息～」と思っててくてく歩いた道は、自動車ではほんの僅かな距離でした。当時は長かったんだよな～。


子どもの歩幅でてくてく歩きながら、子どもの目でのんびり眺めていた風景は、多分もうそこにはない。
そしてわたしもそこを歩く事は、恐らくもう無いでしょう。
あの頃の自分の見た映像は、わたしの記憶の中にしか存在していません。


年、取る訳ですねぇ…。
人生なんてあっという間なんでしょうねぇ…。
なんだかしんみりしてしまいました。