貴重な経験

昨日大月駅から松本駅まで普通列車で約4時間掛けて移動した時のこと。
終着が松本、乗り換え無しで運んでくれるためとっても楽ではあったのですが退屈でした。なにしろ先日甲府駅から同様に普通列車の旅したばっかりだし。強いて言えば勝沼ぶどう郷駅付近では夜景がとっても綺麗でした。

あと30分位で松本かな～と思った頃、車内アナウンスが。「上諏訪駅から多数の人が乗車される見込みです。お荷物などは網棚に上げたり膝の上に乗せるなど、一人でも多くのお客さんが座席に座れるようご協力お願いします」とか何とか。ふ～ん。しっかり聞いていなかったのですが、花火大会があったんですね～。

そして列車は上諏訪駅に…と思ったら、バケツをひっくり返したような豪雨！うおあ！これ、規定値超えちゃったら止まるでよ？と思ってしまう位。うひ～!!
と思ってたら上諏訪駅に到着。なんじゃこの人の数は!?ホームに降りられなくて階段にまで並んでるじゃん!!こっ…この人数乗ろうってェのかい!?
この時点でかなり面食らっておったのですが、停車しドアが開いたら恐ろしい勢いで、老若男女入り乱れた人々がそれこそ波(津波か？)のように大挙してきて軽く恐怖を覚えました。おっちゃんの座席取ろうと目を爛々と輝かせていた形相が怖かったっす。

わたしの座っていた4人掛けボックスシートには5人が座り、通路はもちろん人ぎっしりで、途中下車したい人は一体どうやって降りるのだろうとうっすら思ったりして。

そんな中列車はいよいよ雷雨の激しい場所に差し掛かったようで。折からの雨は一層激しくなり、稲光は夜空を照らし、雷鳴は轟き、列車はさながら遊園地のアトラクションと化しておりました。(しかしワタクシ実は遊園地に行ったことがないので全て想像)

その時！
なんと線路脇の電柱か何かに落雷。瞬時にバキバキという雷鳴。車内一斉に「うおぉ！」
すげー、地面に達するまで見えた！(気がする。実際雨と車内大人数のため結露していて完全には見えないハズ)　こんな間近で落雷の瞬間を見るのは初めての体験でした。(落雷に関して確か電車の中って安全なんでしたよね？)

取り敢えず走行中の列車には支障が無く、またその後も火災になったなどという話も聞いていないので一安心。

ひとつ話のタネが増えました。